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ピロリ菌について

ピロリ菌の検査や治療を希望される方は、ご一読下さい。

ピロリ菌は6000万人の日本人が感染していると言われています。幼児期に食物・水・親との濃厚な接触により感染し、成人になるころには慢性胃炎をおこし、潰瘍や胃癌の原因になると言われています。

実際に潰瘍の患者さんのほとんどがピロリ菌に感染していますし、感染者が胃癌になる確率は0.5%以下と言われてはいますが、逆に胃癌患者のほとんどはピロリ菌の感染者です。最近はドックや検診でピロリ菌の感染を調べることも多くなり、感染を指摘されて除菌を希望される方も増えています。

除菌により潰瘍の再発が抑制され胃癌発症の確率も下がることが報告されているので、ピロリ菌専門医の学会はピロリ菌感染者は除菌した方がよいと声名を出しています。

今までは健康保険で除菌ができるのは画像診断(内視鏡もしくは造影検査)で潰瘍を認めた場合などに限られていましたが、2013年2月に内視鏡検査で胃炎を認めた方にもピロリ菌の検査や除菌治療が認められることになりました。

除菌治療には副作用もあり、軽いものでは下痢や味覚異常程度ですが、激しい下痢や血便、アレルギー・ショックなどの重篤なものもまれに見られ、ごくまれですが後遺症が生じたり、最悪の場合は死亡する可能性もあります。万が一副作用がおこった場合は国による救済が受けることができます。また除菌後にかえって胃の調子が悪くなり、薬を必要とすることもあります。

除菌治療は100%成功するわけではなく、現在のところ成功率は70~80%といわれています。初回治療で除菌を失敗した場合は、違う処方で再度除菌を行うことができます。

除菌により胃癌になる確率がゼロになるわけではありませんので、除菌後に胃の検査が不要になるわけではなく、定期的な胃の検査は続ける必要があります。

当院ではこうした除菌の効果と副作用を十分に説明し理解していただいた上で、希望される方には除菌治療を行っています。詳しくは医師にご相談ください。

費用について(自由診療の場合)

血中ピロリ菌抗体検査(除菌前に感染の有無を調べる検査です):1500円

尿素呼気試験(除菌の成功・失敗を判定する検査です):5300円

治療薬(ランサップ400の場合):5920円

このほかに診察料を頂きます。

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